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両想いへの道のり

第8章 お互いの本音

一華はルンルン気分で
食材を冷蔵庫の中へ…

一華
「あの…適当に座ってて良いですよ~
今、麦茶、出しますね~」

黒江
「はい…ありがとうございます…」
(あぁ…どうしよう…どのタイミングで
帰る!?俺ッ!!シラフの状態で女性の部屋に
入った事ねぇから、どう接して良いか…
わっかんねぇ…!!)

一華
「はい、麦茶をどうぞ~」

黒江
「ありがとうございます…」
(て、2回も"ありがとうございます"って
言って、どうするんだよッ!!
この麦茶が酒だったら良いのにぃ~
もしくは麦茶色のウィスキー…って
俺ッ!!もう酒は飲まねぇって決めたんだよッ!!)

黒江は麦茶を一気に飲み干し…
うんッ!!これは麦茶だッ!!
酒の匂いも味もしないッ!!

黒江は帰る準備をしようと
立ち上がろうとしたら…

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