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一華
「へっ？」

一華は思わず顔を上げた…

黒江
「俺ら…もう良い歳だしさ…って
誰でも良いって訳じゃないッ!!
一華さんだからだよッ!!」

一華
「…………」
(ど、ど、どうしよう…これって
プロポーズ!？よね…息が出来ないッ!!
なんて答えたら正解なんだろう…)　

黒江
「あの…一華さん…？
もし…嫌なら嫌って言ってね？
俺は一華さんの気持ちが知りたいッ!!」

一華
「えっ？えーっと…まず…声が…出ない…
息が出来ない…これってプロポーズ…？
私バツイチで結婚を失敗してて処女…
それに酒癖悪いし…情緒不安定に、
なったら部屋は散らかし放題で
だらしないし…」

黒江
「うん…俺は一華さんのダメな所も
良い所も知ってるよ…」