快楽絶頂に朽ち果てるまで終わらない輪姦
第20章 【どうぞ、ナカに出してください】
はぁ~憂鬱だ。
親のお金で何とか高校には行けたものの、
家に帰るとすでにお酒臭い。
玄関には散乱した男物の靴と母のヒール。
リビングから耳を塞ぎたくなるような
母の喘ぎ声。
そっと見つからないように自分の部屋に戻るも
「美嘉〜こっちへいらっしゃい」
何もかも見透かした母の声に身体は一瞬にして
凍りつく。
恐る恐るリビングのドアに触れる、というより
わざと少し開けておいたのだろう。
開いて中に入ると、ソファーに座る人影。
メタボにも程があるだろうと言わんばかりの巨漢。
汗びっしょり掻いてハァハァ言ってる。
今の今まで母が乗り上げ、腰を振っていたのだろう。
歳の割には若く見られる母も実年齢は45歳。
派手な服を身につけて、こうしてお客さんを家に呼び寄せては枕営業している現状。
薄いピンク色したベビードール姿の母は、巻いた髪をかき上げながら「ご奉仕しな」と私に言い放つ。
目を逸らしても逃げられはしない。
カバンを下ろして、気持ちを落ち着かせるのに立ち尽くしていたらせっかちな母は煙草に火をつけてこう言うの。
「お前の今着ている制服も、このカバンも靴も全部館林さんが買い与えてくださったからよ?感謝の気持ちを込めてご奉仕、出来るわよね?」
母はいつもそうだ。
◯◯さんから頂いた、◯◯さんがわざわざ取り寄せてくださった……
枕営業して、顧客を繋ぎ止めて、離れないように娘の私にまで加担させる。
母は昔から、ずっと風俗嬢だ。
今もデリヘルをしたり、自ら営業をかけて生計している。
衰えないように美容整形も抜かりはない。
煮えきらない私の肩を掴みメタボの前に跪かせる。
目の前にダランとした男性器。
勃起してなくても巨根だとわかる。
母の所為である意味慣れてきたし、触ったり舐めたりする行為に抵抗感が薄れてきているのも事実。
「気付いたらアンタが腹に居たのよ、もう堕ろせないとこまできてた」
この言葉はどれほど私を深く傷付けてきたのだろう。
母自身には到底わかりもしないだろうね。
客と寝まくって父親が誰かもわからない始末。
無理やり産んで、育児放棄も当たり前で。
保健所に連れて行かれそうになるのを必死に食い止めて、私は14の時に処女を失った。
それも、母の手で。
誰かに頼ってでしか生きていけない。
男に依存しか出来ない母。