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女勇者アンの、華麗なる災難!

第1章 女勇者 アンの誕生と過去の悲話

“父へ、母へ
そして街のみんなへ

これまでお世話になりました。
私は知らない街へ、旅に出る事にしました。
元気で必ず幸せに暮らしていきますので、どうか心配しないで下さい。そして絶対に探さないで!”


少しでも遠く、私の事を誰も知らない所へ行こう。
それだけを胸に、何日も何日も歩き続け、ようやくたどり着いたのが今の小さな村、ゴズダ村だった。

アンアンの名前を捨て、私はアンとして人生をやり直すの!
誰も私をアンアンだなんて呼ばない、新しい人生。



――これが、私アンが16歳の時の話だった。(なので、今は22だよ)






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