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身近な練習相手

第1章 小学5年生

妹が小学5年生の夏休み、いつものようにじゃれて遊んでいた。

庭で、走って逃げる妹を追いかけて捕まえた。

何の意味もない、ただの追い掛けっこだった。

しかし、捕まえた手の位置が良くなかった。

『グニュッ』っという感触があった。

その時初めて感じた、妹の胸の膨らみ。

僕は、とっさに手を離した。

何となく気まずくなり、そこで追い掛けっこはどちらともなく止めた。

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