
『エリーゼのために…』
第1章 エリーゼのために…
138
朝から何かとバタバタと忙しくて、やはりスマホを、LINEを気にする暇も無くて…
そしてようやくスマホをチェックしたのがお昼時であったのだ。
だが…
「あれ?」
返事どころか既読も付いてはいなかった。
しかしその時の僕は、それに対してそれ程気にならなく…
いや、本当に男の子として振る舞う事の方が大変で、気を抜くと女の子言葉や仕草が自然と出てしまい、葵さんのそんなLINEに対して気にする余裕が全く無かったのである。
それに、葵さんにそんなナニか重要な事が起きているなんて想像する事自体が、あり得ない事であったから…
気にもならなかったんだ。
それを気になったのは…
夜…
やはり食事とお風呂を済ませ、寝ようというタイミングでの…
夜、11時近くであった。
「あれ?」
まだ、既読になってないや…
それは不思議な事であった。
僕がスマホを手に入れて以来…
そして二人でLINEを交わす様になって以来…
一日過ぎても既読が付かない事なんて、勿論、一度も無かったのだ。
だから…
それは変なのである。
おかしいな?…
僕はスマホを手に取り、電話を発信する。
プルプル、プルプル、プルプル、プルプル…
呼び出しが続くのだが、一向に葵さんは出ない。
えっ?…
ナニ?…
葵さんが電話を持っていないという事なのか?…
え?…
あ、お風呂にでも入っているのか?…
そして僕は30分後に再び発信する。
プルプル、プルプル、プルプル、プルプル…
だが、出ない。
「え?」
何かがあった?…
何かが起きた?…
いや、何かが起きてるのか?…
未だかつて、着信があって折り返しの電話が掛かってこなかった事は無かった。
何かトラブルでもあったのか?…
僕は急にザワザワと胸騒ぎがしてきていた…
朝から何かとバタバタと忙しくて、やはりスマホを、LINEを気にする暇も無くて…
そしてようやくスマホをチェックしたのがお昼時であったのだ。
だが…
「あれ?」
返事どころか既読も付いてはいなかった。
しかしその時の僕は、それに対してそれ程気にならなく…
いや、本当に男の子として振る舞う事の方が大変で、気を抜くと女の子言葉や仕草が自然と出てしまい、葵さんのそんなLINEに対して気にする余裕が全く無かったのである。
それに、葵さんにそんなナニか重要な事が起きているなんて想像する事自体が、あり得ない事であったから…
気にもならなかったんだ。
それを気になったのは…
夜…
やはり食事とお風呂を済ませ、寝ようというタイミングでの…
夜、11時近くであった。
「あれ?」
まだ、既読になってないや…
それは不思議な事であった。
僕がスマホを手に入れて以来…
そして二人でLINEを交わす様になって以来…
一日過ぎても既読が付かない事なんて、勿論、一度も無かったのだ。
だから…
それは変なのである。
おかしいな?…
僕はスマホを手に取り、電話を発信する。
プルプル、プルプル、プルプル、プルプル…
呼び出しが続くのだが、一向に葵さんは出ない。
えっ?…
ナニ?…
葵さんが電話を持っていないという事なのか?…
え?…
あ、お風呂にでも入っているのか?…
そして僕は30分後に再び発信する。
プルプル、プルプル、プルプル、プルプル…
だが、出ない。
「え?」
何かがあった?…
何かが起きた?…
いや、何かが起きてるのか?…
未だかつて、着信があって折り返しの電話が掛かってこなかった事は無かった。
何かトラブルでもあったのか?…
僕は急にザワザワと胸騒ぎがしてきていた…
