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緋色の罠

第5章 緋の誘惑〜堕ちた人妻

「締まりもよいし、絡みつく感触がたまらないな」
「あ、あっ、んっ…う、はぁっ、ん」

 ズッズッと固い大きなものが往復するたびに、ジワっと痺れるような快感が広がり、それがどんどん高まっていく。喘ぎが止まらない。

 部屋に立ち込めた濃厚な匂い。熱帯の熟れた果実のような淫らな匂いは、肉の楔を打ち込まれているわたしの濡れまみれたヴァギナから立ち昇り、時間とともに密度を増しているようだった。

「もうっ、イクッ…逝っちゃうっ」

 責められ続けた身体に、また限界が訪れようとしていた。痙攣が走り、切迫したような快感の高まりが膨らんで…

「僕も、逝きそうだ、ユリの中で出してあげるからね」
「!!えっ!、それはダメッ、ダメよ」

 殴られたようなショックに襲われて我に返った。中で出されるなんて。

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