テキストサイズ

おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第4章 カタログ NO 3 同棲カップルが2年えっちするだけの話

そんな感じで
お正月のおせちの準備も整って

あ そうそう 透真が
なますを作る時に
スライサーの太い方を使ったから

なますの中に太いのが少しばっかり

混じってしまってるけど

「これ、そのまま使ったのか?」

「え?ダメだった?これも透真がさ
手伝ってくれた証拠でしょ?
別にいいじゃない、食べるのは
私と透真なんだからさ」

そう言って ニコニコとしながら
ののかがその
不格好な不揃いのなますが
入っているボールを掲げて
透真の方へと見せて来て

ほんの少しだけ
明日が…新しい年が
楽しみになったのは 言うまでもなく

ちょっと位 大根が太かろうが
細かろうがなますはなますな事には

何ら変わりはないしね

「ねぇ、透真。おせちの
準備は終わったからさ、
これから、一緒に買い物行くでしょ?
大きいスーパーにする?
それとも市場に買い物に行く?」

いつも買い物に使っている

一番近いスーパーではなく

少し離れた大きいスーパーに買い物に行った

年末だけあって

この時間でも駐車場は満車に近い状態で

入口からは大分離れた場所に車を停める


「透真は、何鍋にするか決めたの?」

「カニもいいが、すき焼きも良いよな」

「でも今日は、大晦日なんだし
夕飯は年越しそばでいいでしょ?
そば食べたら、お寺に行くの?
除夜の鐘…突きに行ったりする?」

空からはちらちらと雪が舞い落ちていて

年末年始は大寒波の予報通りに

今年一番とも感じる様な冷え込みだった

「いや…、今夜は
家でののかとゆっくりしたいんだけど。
折角、君の実家からのゆず湯で
身体が温もっても、夜に出かけたら、
湯冷めしてしまいそうだからな」

「じゃあ、夜は年越しそば食べて…
ゆず湯入って、紅白でも観る?」

「俺はさ、ののかと
大晦日なんだし、ゆっくり
し納め…したいんだけど」

「え。だったら、早めにお風呂
済ませちゃって、ソファーで
ゆっくり、梅酒のホットウーロン茶割でも
飲もうよ、お正月用に金粉が
入ってる日本酒と梅酒買ってあるからさ」

「ホットウーロン茶があるなら、
俺はウイスキーの
ホットウーロン割が飲みたいかな」

スーパーの入口のアルコールで
手指を消毒して
カートにカゴを
透真がセットしてくれた

「やっぱり、店の中も人多いね…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ