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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第4章 カタログ NO 3 同棲カップルが2年えっちするだけの話

「やっぱさぁ、明日は正月だから
皆も年末の買い出しに
ここに、来てるのだろうけどな」

「で、どうするの?透真、
鍋…両方しちゃう?
鍋ばっかり、続いちゃうけど」

「いいの?」

そんな嬉しそうな顔されたら
断れないけど 鍋だと楽だし

それにお金出すの透真なのにな

「別に私は、構わないけど
どっちにするか悩んでるみたいだったから」

夜の年越しそばと
お正月の間にする
カニスキとすき焼きの材料を買って

駐車場の端に停めている車まで
大きな段ボールを抱えて運んでいる
透真がこちらに声を掛けて来て

「こうしてるとさ、俺達
まるで夫婦みたいじゃない?」

「もう、半分
夫婦みたいなもんじゃないの?」

そう透真に ののが返すと

透真が周囲が気になるのか

キョロキョロと辺りを見回していて

何をしてるのかと気になって
透真がしてたのを真似る様に
ののかもキョロキョロと
周囲を見回してみるが

特に変わったことは何もなくて

透真の方を向くと

すぐ目の前の

鼻が当たる程の距離に

透真の顔があって

その顔がゆっくりと笑顔になって行く

そのまま 不意を突かれて

慌てて瞼を閉じると

ちゅっと唇に彼の唇が当たって

透真にキスをされてしまって居た

「って、透真ッ」

「騙される方が悪いんだってば、ののか」

「もぉおおっ、透真??何してんのっ
ここ外だよ?それもスーパーの駐車場だよ?」

「けどさ、ののかもさ
キスに同意したんじゃないの?
瞼自分の意思で閉じたでしょ?」

そう言ってニヤニヤと透真が
悪戯っぽい様な笑みを浮かべていて

「あっ、あれは、つい
条件反射と言うか、顔が近かったからで…」

「まぁ、ののかが言いたいようにさ
言ってくれても俺はいいんだけど。
だが、周囲には誰もいないんだし?
こんな駐車場の端まで来るなんて、
この辺りに車を置いてる人ぐらいじゃん?」

透真のその言葉に
ののかがむぅーっと口を尖らせた

「あ、もしかしてぇ~、あんなキスじゃ
ののかは満足できなかったの?そう、
俺に言いたいんだ~?そうでしょ?」

「ちょっと?透真?
私は、そんな事は、一言も言ってないからね?
勝手な事を言わないで欲しいんだけど?」

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