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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第4章 カタログ NO 3 同棲カップルが2年えっちするだけの話

「これで、準備もバッチリじゃん…」

「う、うん。まぁ顔も
髪の毛も整ったには整ったけど」

スッと透真がののかの手を取ると
自分の首に腕を回す様に促して来て

「あ、あのさ、透真?
もしかしてと思って、聞くけど。
お姫様抱っこしてくれる…感じ?」

「ん?何?ダメなの?
俺はそのつもりなんだけど。
何か問題があったの?
いつもジムになら通ってるし
身体から鍛えてるんだけど?
そのまま、俺にさ、ののかの身体を
委ねてくれるだけでいいんだけど?」

私の身体を委ねる様にと
透真が言って来て

どうにも運ぶと言う意味以上の意味を

含んでいる様な そんな

委ねるに聞こえて仕方ないのは

気のせいとかでもない様な?

ああ もう 委ねたらいいんでしょ?

委ねたら

意を決した様にして
早くしてよと言いたげにしてる
透真の首に ののかが腕を回して
そのまま彼の身体にもたれ掛かる

自分の身体を預けると

そのまま軽々しく抱き上げられて

寝室のベッドまで運ばれる

お姫様抱っこをして貰ったのは

これが初めてじゃないけど…

「ののかはさ、
お姫様抱っこして欲しいとは
俺に強請ったりして来ないけど。
こうされるの嫌いなの?」

女の子はみんな
お姫様抱っこ好きでしょって
前提で話をして来るのに
若干の苛立ちを感じたのは気のせいではないけど

「別に、お姫様…抱っこは
私も、その、嫌いじゃない…けど」

「さぁ、俺の可愛いお姫様。
寝室につきましたよ、どうぞ」

そうわざとらしい
取って付けた様な口調で
透真がこっちに言って来ると

そっと身体をベッドの上に降ろされた

恭しく仕草で右手を取られて
その手の甲にキスをされる

「姫、お望みを、何なりとお申し付けを」

「もう、お姫様ごっこはいいから
普通にしてくれたらいいし。
王子様の透真じゃなくたって、
いつもの透真ってだけで十分だからね」

「えええっ、ののかっ、
乗ってくれないの?
いいじゃん、ちょっと付き合ってくれても」


ジッと下からののかが
透真を見上げて来て



「透真は…さ、
いつも通りの私じゃ…嫌?」


ギシッ

自分の顔のすぐ横に
透真が手を付いて

上から 彼が私を見下ろして来る

透真の双眸が私を捉えてる


「そんな事聞いてどうするの?ののか」

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