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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第5章 カタログ NO 4 とあるカップルの週末

「雨宮さんと、雨宮さんの奥さんっ。
雨宮さん、凄っごいイケメン!
ヤバいっ、素敵過ぎるッ!
奥さんッもっ、近くで見てビックリッ」

ゆりかが戸惑っている
透真とののかの周囲をグルグル
回りながらまじまじと2人を見ていて

「奥さんッ、おっぱい大きいですね?
おっぱいは、Fカップですか?」

雨宮の妻であるののかに対して
さっきのフェアでちらっと
姿は見ていたとはいえ

ほぼほぼ
初対面であるにも関わらず

とんでもない発言をした
ゆりかの口を石黒が塞いで
ウロウロしない様に
ゆりかを自分の腕に閉じ込める

「バカッ、ゆりかっ
お前は、黙ってろ!」

「なぁ、石黒さ。さっきの
ブライダルフェアの時から気になててさ。
仕事中だから聞かなかったけどさ。
そっちの彼女は、初めて見る顔だけど、
石黒の、彼女…で合ってる?」

じたばたと自分の腕の中で
自己紹介をさせろと言いたげに
ののかが身じろいでいるが
それを無視して石黒が話を始める

ゆりかとは来年結婚を考えていて
先程のブライダルフェアには
その下見に行っていたのだと

「ねぇ、ののか。さっきから
石黒の事、見すぎじゃない?
石黒がイケメンだから見惚れてた?」

「あのねぇ…透真ッ、
そんなんじゃありませんっ…。
石黒さん…お久しぶり…です。
先日は…披露宴での動画…
石黒さんに、お世話になったそうで…
その節は、ありがとうございました」

「同門だって言ってましたよ?
空手道場の、雨宮さんの
奥さん空手されるんですか?
美人でおっぱい大きくて、
空手するとか、意外性がっ」

いつの間にか
石黒の手から逃れて
ゆりかがそう言うと

「いや、そうじゃねぇよ。
勝手にそんな話にすんじゃねぇ。
空手じゃねぇよ、俺がまだ
三田の支社に居た時に…だな…っと、
ああ、もう、今はそれはいいんだよっ!
雨宮、時間あんのか?
時間があるんなら、
ちょっと、コイツに付き合ってくれ」

石黒がそう言うと
自分達の後ろにある
本格的なゴーカートを
顎でしゃくって指して来て

「付き合うって、その
お前の後ろにあるゴーカートに?」

突然 ゴーカートに付き合えと
言われて 透真がそう確認する様にして
石黒に問い返して来る

「レースしたいです!
レース。2人より4人楽しいです」

そうゆりかが
両手で拳を作りながら
力説をして来て

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