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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第5章 カタログ NO 4 とあるカップルの週末

「もう一回っ!
もう一回しましょうっ!」

そう興奮気味にゆりかが
他の3人に対して言って来て

あれからそう言われて

もう5度程 レースをしてる

流石にゴーカートではあるが
本気で走るのに
疲れを感じてしまって居て

「お前、ひとりで行って来い」

そう げんなりしながら石黒が言って

「大丈夫か?と言いたいけどさ。
もう…俺も、無理だわ…、
ちょっと、張り切り過ぎたわ…マジ…で」

「ねぇ、ゆりかちゃん。
隣に乗せてくれないかな?
ゆりかちゃんの
ドリフトのコーナリング、
自分の身体で体験してみたいんだけど」

そう ののかがゆりかに
話しかけて来て ぱぁっと
ゆりかの顔が明るくなって

そのまま2人で1台のゴーカートで
ノリノリでかっ飛ばして居たので

一緒にそのまま 延長と
もう一周して来て戻って来る頃には

あの ゆりかの走りに
同乗して降りずに 2周するとか
雨宮のあの嫁もぶっ飛んでると
石黒は感じては居たが

「珍しい事もあるもんだな…」

そう透真が漏らして

「あん?何がだよ。透真。
お前のとこの嫁さんと、俺のトコのがよ
知らねぇ間に仲良しになっちまってんぞ」

「ののかは、普段は結構さ、
人見知りするんだけどさ。割とね。
石黒の…、あの彼女の事は、平気らしいな」

そのまま違う乗り物の方に
こちらを無視して歩いて行ってしまって

それを律と透真が
慌てて追いかけて行くと

「まだ、石黒さんは、
あっちで、休んでていいですよ?
私は、その間、ののかちゃんと
一緒にこっちで遊んでますから。
ねぇ?ののかちゃん」

「うん。透真、
しばらく一緒にゆりかちゃんと、
この辺りで、遊んどくね?
透真も、ゆっくりしてて?」

そう言って2人でメリーゴーランドやら
回転するブランコやらで
きゃっきゃしながら遊んでいて

その様子を下から
保護者の様に見上げていると
複雑な心境になって来る

「アイツは割と、あんな感じで
誰とでもすぐに仲良くなっちまうんだよ。
初対面のやつでも、すぐに
友達みたいな感じになっちまってら」

「それで、お前も、あの
彼女に絆された…口って事?」

回転するブランコから
2人がこちらに手を振って来るから
下から手を振り返した

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