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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第7章 カタログ NO 5 秘密の個人授業 後編

まぁ予想通りな展開と
しょうもない三文芝居だなと
こんな時に冷静になっている自分が居るが

頭は驚く程に冷静だが

どうにも身体は正直だ

膝震えてるな コレ

けど 経験者じゃなくて助かった

これで3人の中のどれかが
経験者なら私一人じゃ止められないしな

三柴の親御さんに顔向けが
教師として出来なくなる所だったな

と言っても 実戦の経験が

ある訳でもないんだが…

校内の不審者対策の訓練なら

さすまたがあるんだがな

普段は邪魔な長物だが
今ほどそれが欲しいと思う事はないな

だが 講習は受けた

さすまたが無い時に
校内に不審者が侵入した時の対処法


つまりは 急所攻撃だ

若葉が襲い掛かって来た男の
股間を思い切り蹴り上げる

みっともない声を上げて
その場に一人が自分の
股間を押さえて蹲っているから
しばらくは動けないだろうが

この方法は 1回しか通用しない…よな?

相手は3人なのだから 後2人居る

『…おーっと、先生、
こっちにののかちゃんが居るって
忘れてたの?可愛いののかちゃんが
どうなってもいい訳?センセ』

ギリッとののかの腕を締め上げて

「きゃああっ」

その痛みに三柴が声を上げる

「分かった、抵抗はしない。
三柴に手荒な真似は止してくれ」

抵抗する意思はないと
若葉が両手を上げて降参の姿勢をすると

『そっちは、暴れるかも知れねぇし
アレで縛っちゃう?』

と言う…やり取りがあって

今 私は両腕を後ろ手に
回されてしまって
ご丁寧に結束バンドで縛って頂いた

抵抗されても
ガムテープで口を塞いで
これで手首と足首も縛るつもりだったらしい

そして今いるのは

どこかの物置小屋の様な場所で

高い位置に換気用の窓が見えて

そこから 市役所の庁舎が見えた

あの方角に庁舎があの角度で見えるのなら

「…ーーーーの、…ーーーから、
ーーーした辺りだと思う」

自分の身体を若葉が屈めて
懐の辺りに向かって
男達に聞こえない様に話した

既に 3人の男達は
三柴の体を押えつけて
嫌がって抵抗する三柴の
浴衣を脱がそうとしているので

こっちもあまり流暢にはして居られない

危機的状況が目の前で繰り広げられつつある

いや…広げられてる…が正しい

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