
おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ
第7章 カタログ NO 5 秘密の個人授業 後編
足を洗いに行くと言ってるのに
どうにも気恥ずかしくなってしまって
若葉が片手で自分の顔を隠しながら
空いている方の手でバスルームの方向を指差して
「あっち…」
と消え入りそうな震える小さな声で
若葉が総一郎に言って来るから
あんな風に大胆過ぎる程
大胆にこっちを煽って来て置いて
ここに来て そんな可愛らしい
態度を取って来るとか
先生はズルい…と思わずには居られないし
落ち着くまで…が
家に上がる為の口実なのであれば
傷を洗うから…が
バスルームに向かう口実になってしまっていて
「な、なぁ…し、獅堂?」
「どうかしましたか?先生」
今 バスルームの中にそのまま
お姫様抱っこをされたままで
入って来ている状況で
「なぁ、獅堂。もしかして…
お前が…洗うつもり…で居るのか?」
「もしかしなくても、
俺は、そのつもり…ですが?」
総一郎ががシャワーのバルブに
その手を伸ばして捻ると
ザァアアアアアアアッ…
シャワーのヘッドからは
勢いのいいシャワーが出始める
「ま、待て…、獅堂ッ
このままじゃ、ダメだ…ッ!
獅堂、そのシャワーの勢いじゃ
お前の浴衣が、濡れてしまう…ぞ?
もうちょっと、お湯をだな…絞…って」
足の傷を洗うにしても
シャワーの勢いが良すぎると
若葉がシャワーを持ったままの
総一郎に訴えるが
総一郎の方は若葉の言葉を
気にしている様子も全く無くて
「大丈夫ですよ先生、
ご心配して頂かなくても。
俺のこの浴衣は、
家で洗濯できるやつなので。
先生こそ、大丈夫ですか?浴衣…。
そうしてたら、お湯が掛かって
濡れてしまうかも知れませんよ?」
「いや、今の市販されてる
浴衣はほどんどが
家で洗える物だが…ッ、
それに、これはどうせ…
汚れてるし…洗わないと…んんっ」
足の下駄ずれの所に総一郎に
シャワーを当てられて
痛みで思わず身体を硬くしてしまって
獅堂から逃げる様にして
自分の足を引っ込めようとするのを
ガシッと総一郎に
逃げるなと言いたげにして
足首を掴まれてしまった
「先生、痛むかも知れませんが。
少し、我慢して頂いても?」
「…だがっ、…獅堂…っ、
もうちょっと…んっ、優しく…ッ」
