おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ
第8章 NO 6 にゃんにゃんにゃんの日
「もう、お腹はいっぱいなんだけど…」
「だったら、それは食べないの?」
用意した酒のつまみが残ってると
言いたげにののかが
不満そうに透真に返して来て
「今は、俺は…ののかが食べたいの…」
「なっ、私だったら、…いつも
食べてるでしょ?割かし…頻繁にっ」
そうキスをして来ようとする
透真の顎をグイっと押して
逸らさせるとののかがそう言った
「いつものののかも、俺は美味しく
頂かせて頂いているつもりだけどさ。
なら、今夜は折角の猫の日なんだし。
いつもと違うののかを、頂いたりしたいなって」
「いつもと違う私だったら、
つい先日、頂いたばかりじゃないのっ!
あの、バレンタインの時だって
いつもと違う、私だった気がするけどっ、
んっ、ちょ、っと…透真ッ」
バレンタインにはえっちな下着で
透真にサービスしたり手錠嵌められたり
そんなプレイをしたのも
10日程前の事だと思うんだけども
キスをされない様にと
彼の唇を覆っていた手を
杏寿郎にペロリと舐められてしまって
思わず声が震えてしまって居た
「丁度いい感じにさ、
今日のさ、猫の日らしく
ののかをアレンジできる物が
あったりするんだけどなぁ~、どう?」
「ねぇ、それって、その…
プロシュートのお詫び…って事なの?」
私が言った事が原因で
透真が食べたいって気持ちになったのを
私が我慢させている
お詫びと言う意味なのかな?
「猫の日は、来年も来るけどさ。
今年の猫の日は今日でしょ?」
「まぁ、それはそう…なんだけども」
一体 透真は何がしたいんだろう?
それに透真 私を
アレンジするって言ってたよね?
「アレンジするって、透真。
何をどうするつもりなの?」
「ああ、気になる?
前にクリスマスの時にサンタの
服をドン・キホーテで買った時にさ。
一緒に買って忘れてたのがあってさ。
サンタの恰好にプラスして
オプションにするのにいいかと思って」
はい と透真が
ののかの手に何かが
入った袋を乗せて来て
サンタの恰好に足すって
オプション的なって事?
ののかが手渡された袋の
中身をガサガサと開いて
その中身を確認すると
猫耳が見えて