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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第8章 NO 6 にゃんにゃんにゃんの日


いや 猫耳だけじゃない

尻尾と 後肉球がついたグローブと

それから 鈴の付いた首輪が入って居て

黒猫なりきりセットと
書かれた紙がついて居た

要するに 透真はサンタコスを

猫耳サンタにしたかった…って事?


じとっとした視線を
自分の手元のそれと透真に
交互にののかが向けると

「要するに…、透真はさ
コスプレえっちがしたいって事?」

「それは違うって」

「何が違うって言うのっ、
猫耳付けたままでしたいって事でしょ?」

「それは違わないんだけどさ。
俺はののかに猫の恰好するだけじゃなくて、
猫…に、なりきって貰いたいんだけど?」

え?どう言う事?

猫の恰好するだけじゃなくて

猫になりきるって事?

「だから、ののかが猫になって
俺は、ののかの飼い主になるんだってば」

コスプレじゃなくて

イメクラ的な…って事?

「でもそれだったら、透真は
飼ってる猫とエッチな事する
変態飼い主になるって事なの?」

「あくまでも、設定の話だからね?
俺を変な物を見る様な目で、
見ないでくれない?ののか」

カサカサと袋の中身を確認すると
ある事が気になって

「この尻尾のやつは、服着ないと
付けられないんじゃないの?」

「あれがあるじゃん。ののか。
バレンタインの時のあの赤い
エロ下着…あったでしょ?
赤と黒は相性がいい色だかららさ。
きっと似合うと思うんだよね~」

「それってさ、メリットある?私に」

ふっと透真が口の端を曲げると

「ののかは、俺の猫になるんだからさ。
当然、頭ナデナデがセットだけど?」

「なっ!頭ナデナデ…がっ」

頭ナデナデと言う単語が

ののかの脳内をグルグルと回って居て

思わず その魅力的なキーワードに

首を縦に振ってしまっていた

「ね、ね、透真ッ。
透真、撫でて貰えるのは頭だけ?」

「猫が撫でて喜びそうな所は
当然、撫でるつもりで居るけどね
どう?ののか。この話はさ、ののかにも
悪くない話だと、俺は思うんだけどなぁ~」

要するに猫の恰好したら
沢山撫でて貰える…猫として

って事?

そっか…猫の恰好したら…

ナデナデも

よしよしも沢山して貰える…ッ

「それは、魅力的…かも…」

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