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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第8章 NO 6 にゃんにゃんにゃんの日

「にゃーん」

他の場所を撫でなさいと
言うかのようにして
スリスリとののかが自分の身体を
透真にスリスリと擦りつける

よしよしと頭を撫でると
うっとりとののかが目を細めて

そのままその手を後頭部を通って
項の方へと伸ばして降ろして行く
指先を項の窪みに添えて
小さな円を描きながらナデナデと撫でる

「んにゃッ」

ビクッとののかの身体が
跳ねるが ちゃんと猫の設定は
忠実に守ってる所が生真面目なんだろうが

「ののかは、
ここも気持ちいいんでしょ?」

そのまま その撫でていた
指を項に三本並べて添えると
グイっと下から圧を掛けて押しながら
後頭部の方側へと押し上げる

ブルっと小さくののかの
身体が震えているから
自分で声が漏れないように
押さえているんだろうが…

「ふっ…ん、にゃ、ぁ、んんっ」

僅かに漏れて来る声に
本来の喘ぎと猫の声の喘ぎが混じって居て

ののかがいつまで猫で
居る事が出来るのかを見るのも
それはそれで 一興と言う物だな

「後は、そうだなぁ~
やっぱり…背中もだよね?
ののかの好きな背中の撫で方は…」

手の平の面で撫でるのではなくて
透真がそう言いながら
スッと項の辺りで自分の指を立てて
トントンと合図をする様に
項の背中の境目の辺りと叩くと

スルー―っと触れるのか触れないのか
分からなく位の絶妙な力の入れ方で
背骨に沿って 指先だけを使って
腰に向かって撫で下ろして行く

「にゃあぁっ、んっ、ふにゃッ…」

「ん?どうかしたの?ののか。
そんなに大きな声で鳴いて…さ
こんなに、背中を反らせて。
そんなに気持ちが良かったの?
あ、忘れる所だった…後はここもね」

スルスルと腰まで撫で下ろした手を
今度は撫で上げて来て

ゾクゾクとした快感が
背骨の中を伝って行く

肩甲骨の間の部分で杏寿郎が
撫で上げていた手を止めて
その部分に指先だけで圧を掛けて来て

ゾワゾワとして来て
落ち着かない感じになって来る

丁度 そこは心臓の裏側辺りで
何でもない様な場所だったのに

キスをする時に
その部分に手を添えられたりしてる内に
背中の中でも特に…感じる様になった場所

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