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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第1章 カタログNo 1 イレギュラールーティーン

私が彼のそのイレギュラーな行動を
察して そう声を慶斗に掛けると

にっこりと機嫌が良さそうな
そんな笑顔を彼が浮かべていた

「そりゃ、3年以上私は
慶斗の彼女なんてやってますから…。
うーん、そことそこだったら
あっちの方がいいかな?」

彼には何か考えのある
行動だって事は
察しがついたのまではいいが…

「流石は…ほのかは俺の彼女だな…」

「どうも。それは光栄にございますよ~」

そもそも 彼は背も高くて
顔もいいし 頭もいいし
スポーツも出来るから

大学時代から
モテまくってたんだけど…

そんな彼が 取り立てて
周りがもてはやすほどの
美人でもなければ
モデルの様なスタイルでもなく

まぁ それなりにそこそこの
そんな私を 彼女に選んだ理由が…

彼曰くには
”俺の考えてる事を察してくれるから”で

慶斗は頭の回転が速いから
少々説明が足りない時があって

周囲が慶斗の考えに
付いていけなくてポカンとしてた時に

1~10の内の
3まで話して10まで飛んだ
彼の話の4~9を私が説明したのが

そもそものきっかけ…

誰も分かってくれる人が居なかったと
彼は大層喜んでくれたのだが

私だって 彼の考えている事の
全てが全て
読み切れるって訳でもない

でも何か考えがあるとまでは

何となく 分かったけど

それが…

どんな考えがあるのかとかまでは
読み切れては居ないのだから

今日は慶斗が私に提案して来た

この遊びに

お付き合いをさせて頂きましょうか



外観が花盛りだった
ホテルにしたのは良いけど

内観も花だらけだな……このホテル


置いてあるオブジェとか

ロビーの壁紙とか


部屋を選ぶパネルの前で
何処の部屋がいいかと聞かれて

いつもと同じぐらいの
グレードの部屋で

あまり花の主張が激しくない
シンプルな部屋を
ほのかが慶斗に提案しようとしたら

「えっと…、だったら…ここがいいかな…」

「俺は…、そこよりも
こっちの部屋のがいいんだけど?」

そこはダメと言いたげな
口調で慶斗がそう言って来て

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