おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ
第3章 カタログNO 2 呼びたい男と呼ばない女 後編
そうだった そんな話だった
でも 一体どんなお願いを
彼にされてしまうのだろうか?
スッと 宇梶が自分の顔を
そのクマのぬいぐるみで隠す様にして
ぬいぐるみを掲げると
自分の手でクマの腕を持って
普段の声と声色を変えながら
こちらに向かって話しかけて来て
『ねぇ、僕をあいりのお家に
連れて帰って欲しいなぁ~。
ねぇ、いいでしょ?お願いだよ~』
と そこまでクマのぬいぐるみの
声色で言うと
ぴょことそのクマの手を上に持ち上げて
その隙間から 覗く様にして
こちらに宇梶が顔を見せて来る
「自分でしといてあれだけど、
これ、案外恥ずかしいわ。
って事だから、貰ってよ?このクマ。
ああ、悪いけど、返品無しな感じで。
コイツが、俺のあの部屋に居たら
違和感しかねぇしさ。ダメ?」
コホンとあいりが
ひとつ咳払いをすると
宇梶の方に自分の両腕を伸ばして来て
「そう言ったお話でありましたら、
その子を私の家で、
お預かり致しましょう」
「後さ、たまーに、様子とか
見に行きたいとかって、
言っちゃってもいい?アリな感じ?」
そうクマの影に隠れながらも
その顔が笑ってるのは
こちらからも見えてるし分かってる
「たまに…なら、いいですけど」
「しょっちゅうだったりして?」
「しょ、しょっちゅうは困りますッ」
そう冗談交じりに言った事に
つい大きな声で返してしまって居て
そっと 自分の右の頬に
ふわふわした何かが触れて来て
「不意打ち」
と目の前の宇梶がニヤニヤ顔をしていて
自分の頬に当たってるのは
そのクマのぬいぐるみで
「これは、その…、さっき
し損ねた…キス…だったりしますか?」
「ん?あいりは、可愛い
クマさんからのキスじゃ
ご不満だったりする?」
宇梶の言葉にムッと
あいりが口を尖らせる
「そ、そりゃあ…、
クマからじゃなくて」
「俺の方がいいの?」
そう 問いかけて来る口調は
どことなく色気を含んでいて
「…そうに…、決まって…マスッ」
「はは、…あいり、可愛い。
じゃあ、キス…しちゃう?」
その言葉に ハッとして
あいりが顔を上げる
「で、でも…っ、ここは…外ですよ?」
「あっちからは、
クマしか見えないんじゃない?」
確かに自分の左側は壁で
右側からクマを押し付けられてるから
「そ、それは…ッ」
でも 一体どんなお願いを
彼にされてしまうのだろうか?
スッと 宇梶が自分の顔を
そのクマのぬいぐるみで隠す様にして
ぬいぐるみを掲げると
自分の手でクマの腕を持って
普段の声と声色を変えながら
こちらに向かって話しかけて来て
『ねぇ、僕をあいりのお家に
連れて帰って欲しいなぁ~。
ねぇ、いいでしょ?お願いだよ~』
と そこまでクマのぬいぐるみの
声色で言うと
ぴょことそのクマの手を上に持ち上げて
その隙間から 覗く様にして
こちらに宇梶が顔を見せて来る
「自分でしといてあれだけど、
これ、案外恥ずかしいわ。
って事だから、貰ってよ?このクマ。
ああ、悪いけど、返品無しな感じで。
コイツが、俺のあの部屋に居たら
違和感しかねぇしさ。ダメ?」
コホンとあいりが
ひとつ咳払いをすると
宇梶の方に自分の両腕を伸ばして来て
「そう言ったお話でありましたら、
その子を私の家で、
お預かり致しましょう」
「後さ、たまーに、様子とか
見に行きたいとかって、
言っちゃってもいい?アリな感じ?」
そうクマの影に隠れながらも
その顔が笑ってるのは
こちらからも見えてるし分かってる
「たまに…なら、いいですけど」
「しょっちゅうだったりして?」
「しょ、しょっちゅうは困りますッ」
そう冗談交じりに言った事に
つい大きな声で返してしまって居て
そっと 自分の右の頬に
ふわふわした何かが触れて来て
「不意打ち」
と目の前の宇梶がニヤニヤ顔をしていて
自分の頬に当たってるのは
そのクマのぬいぐるみで
「これは、その…、さっき
し損ねた…キス…だったりしますか?」
「ん?あいりは、可愛い
クマさんからのキスじゃ
ご不満だったりする?」
宇梶の言葉にムッと
あいりが口を尖らせる
「そ、そりゃあ…、
クマからじゃなくて」
「俺の方がいいの?」
そう 問いかけて来る口調は
どことなく色気を含んでいて
「…そうに…、決まって…マスッ」
「はは、…あいり、可愛い。
じゃあ、キス…しちゃう?」
その言葉に ハッとして
あいりが顔を上げる
「で、でも…っ、ここは…外ですよ?」
「あっちからは、
クマしか見えないんじゃない?」
確かに自分の左側は壁で
右側からクマを押し付けられてるから
「そ、それは…ッ」