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お人好しは何かと巻き込まれる

第12章 旅立ち 初めての野宿

二人組の男女も恋人同士であるようで
ルシアリアとフォルトの仲の良さに
理想のカップルだから
見習いたいと仲良くなれた。


野宿する場所に他の人はいなく
木や大きめの石が少しゴロゴロ転がっては
いるが開けた所なので何か近づいてくれば
すぐわかるいい場所だった。


それぞれで夕食を摂り交代で
見張りをして休む事になる。

まず最初にフォルトとルシアリアが
見張り番になった。

休んでいる人達に話し声が聞こえると休む邪魔に
なるので少し離れた所で焚き火を二人で囲む。

「ルア、今日は初日だったから
疲れただろ?先に休んでいいよ」

ルシアリアの疲れを見抜いてそう
進言してくれたがルシアリアは首を振る。

「見張りもやってみたいからやらせて。
休む時はフォルトと一緒に休みたい」

「ルア、…こんな外で抱いて欲しいなんて…」

「言ってないよ!?」

「嘘々、冗談。でも本当に疲れただろ?
馬車でお尻痛くなったんじゃない?」

「痛い…カチカチだよ~。
フォルトは大丈夫なの?」

「俺は鍛えてるからね。ほら、こっちおいで」

両手を広げ自分の膝の上に座るように
ルシアリアを呼んだ。

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