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お人好しは何かと巻き込まれる

第13章 エキドナのまじない

「謝らないで。それより、もう誘淫の印
の影響は…大丈夫なの?」

「それが、朝起きた時は昨夜程の効果は
なくなってきたと思うんだ。

まだヤリたいのは変わらないんだけど
理性で抑えられる程度なんだ。

昨夜は全く理性が効かなくて…
記憶も曖昧で…」

「効果が…弱まった…のかな?」

左手の印を見ると印は残っているものの
昨日よりだいぶ薄くなっていた。

「これを解いてもらうには
エキドナさんのいるシェスト草原に
行かないといけないみたい」

「エキドナ!?この呪いをかけたのは
エキドナなのか?」

「ううん。エキドナさんの眷属?の見た目は
ヘビのピピだけど、悪気があって掛けた
わけじゃないの」

「悪気がなくて、こんな呪いかけるなんて
おかしいだろ」

「人間の事を、あまり知らないようで
男の人が寄ってくるのを喜ぶと
思ってたみたい」

「これで怒らないなんてルアくらいのものだぞ」

お人好しなルシアリアに呆れるフォルト。

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