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お人好しは何かと巻き込まれる

第14章 エキドナの歓迎

白い大きな扉を潜り通された先は
ピピとそっくりなヘビがズラリと
玉座に向けて両側に等間隔に並んで
出迎えてくれた。

そして一番奥に玉座と呼ぶに相応しい
豪華な椅子に腰掛けているのが
ピピの主のエキドナだろう。

上半身はルシアリアと同じくらいの
サイズの女性だが下半身は大きなヘビであった。

緑色の波打った綺麗な長い髪に
ルビーのような輝く赤い瞳をしており
唇も赤く艷やかで色気が半端なくあり
同じ女のルシアリアですら
エキドナの美しさに見惚れてしまった。

「小娘、名は何という」

ルシアリアがポーッとしてるとエキドナ
から話し掛けてきた。

「あ、ご挨拶が遅れました。
ルシアリアです。よろしくお願いします。
この度は歓迎して頂き…」

「あー良い良い。そんな畏まらんで。
妾はエキドナじゃ。

此度は妾の眷属であるピピを助けて
くれて感謝する。

……さて何が願いじゃ?」


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