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お人好しは何かと巻き込まれる

第15章 エキドナの研究

ヘビ達が動く感触がリンパに沿って撫でられて
マッサージをされてる感覚である。

気持ちいいような、くすぐったいような
背中がゾワゾワしてくる感じがする。

這いずる感触を我慢してるとその
衝撃は突然やってきた。

一匹のヘビが胸の頂きをチロチロと
舐めてきたのだ。

「ひゃあぁ」

「なんじゃ、色気の欠片もない悲鳴じゃな。
だが、やはり人間もそこは
気持ちいいようじゃの。

観察するだけじゃ悪いからの。
せめてものお礼に気持ち良うしてやるでの」

「いやいやいや、その気遣いいりません!
お礼は和平してもらえればそれで十分なので!」

「そうか?ならさっそく足とやらを
見せてもらうぞ」

そう言って、エキドナはルシアリアの
足を撫でながら足先から見ていく。

「指は手と同じで5本だな。男と同じ
作りだが女子の方が小さいな。
体毛も男に比べて薄いのぉ」

「それは個人差があると思います」

「そうかそうか。男と比べると細くて
滑らかじゃな。触り心地も良い。
さて、肝心のこの先を見せてもらおう」

閉じていた膝を割り開く。

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