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お人好しは何かと巻き込まれる

第16章 思わぬ災難

ドラク村にもワープできる魔法陣がある
という事でピピに連れて来てもらった。

馬車ではドラク村まで一日野宿してから
半日後に着く予定だったのでフォルトが
少し先に村に着いているはずである。

「小娘、我はもうあの小僧に会いたく
ないからここでさらばだ。
だが、小僧に会う前に何かあったら
殺されるから結界を張るぞ」

尻尾の先を回し結界を張ってくれる。

「この結界はまじないの効果を
消すだけで守ってくれるわけじゃない。
気をつけて行くのだぞ」

「わかった。ここまでありがとう」

「いろいろとすまなかったな」

「ううん!ピピに会えたから和平も
できたと思うの。またフォルトと遊びに行くからね」

「小僧はお断りだ!」

「あはは。じゃあ、またね!」

笑顔でピピと分かれた。
ピピは尻尾の先を振って見送ってくれた。



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