お人好しは何かと巻き込まれる
第27章 王様との謁見
王様が片手を上げると拍手が鳴り止む。
「此度は魔王討伐、ご苦労であった。
並びに他種族との和平に尽力し
多大なる功績を上げて世界は
平和への道へ近付いている。
その功績を称え、フォルトそなたに
称号を与えたいと思う。
称号 勇者。
これまでと同様この世界の平和の為に
尽くしてくれ」
「ありがとうございます。謹んで
拝命致します」
右手を胸に当て深く頭を下げる。
ルシアリアは一歩下がった所でそれを見守る。
フォルトの功績がみんなに認められた
瞬間に立ち会えた事に感動が抑えきれず
涙が溢れてくる。
「続いて…ルシアリア」
その涙も名前を呼ばれて引っ込んだ。
「お主も他種族との和平に協力し
傷ついた者達の治癒に勤しんでいると聞く。
我が息子も命が危ないところを助けてもらった。
王としてではなく一人の親として礼を伝えたい。
…ありがとう」
最初は威厳があり恐そうと思ったが
そう言った王様はとても優しく笑っており
ルシアリアもまた涙が出そうになるのを
堪えながら微笑んだ。
「此度は魔王討伐、ご苦労であった。
並びに他種族との和平に尽力し
多大なる功績を上げて世界は
平和への道へ近付いている。
その功績を称え、フォルトそなたに
称号を与えたいと思う。
称号 勇者。
これまでと同様この世界の平和の為に
尽くしてくれ」
「ありがとうございます。謹んで
拝命致します」
右手を胸に当て深く頭を下げる。
ルシアリアは一歩下がった所でそれを見守る。
フォルトの功績がみんなに認められた
瞬間に立ち会えた事に感動が抑えきれず
涙が溢れてくる。
「続いて…ルシアリア」
その涙も名前を呼ばれて引っ込んだ。
「お主も他種族との和平に協力し
傷ついた者達の治癒に勤しんでいると聞く。
我が息子も命が危ないところを助けてもらった。
王としてではなく一人の親として礼を伝えたい。
…ありがとう」
最初は威厳があり恐そうと思ったが
そう言った王様はとても優しく笑っており
ルシアリアもまた涙が出そうになるのを
堪えながら微笑んだ。