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お人好しは何かと巻き込まれる

第28章 隠し部屋

ルシアリアの頬を撫でているルークビルクの
手は首筋を辿り胸の膨らみに向かう。

服の上から胸の形に沿って大きく撫でていく。

「魅了の薬さえあれば君も恐がる事なく
楽しめたのかもしれないが…

薬がない頃に侍女を使って遊んで
捨てちゃってたら妙な噂が立って僕の
立場に影響出そうだったからしばらく
我慢の日々で…

それが辛くって城の研究者の一人に
薬の制作を秘密裏に頼んだんだ。

薬ができてからはすんなり楽しい事が
できたよ。

魅了の薬を使えば使ってる間の事は忘れるし
快楽にすぐ身を任せて長く楽しめたんだけど…

さっき君が助けたあの子ももう使えない。
…薬がもうなくなってね。

薬が欲しくても薬を作った研究者は
追い出されて先日、死んでしまったと
報告も受けてね…

薬もなくなってしまったら僕はどこで
爆発してしまうんだろうって
絶望を感じていたところに
回復力の早い君が来てくれて
運命かと思ったよ」

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