テキストサイズ

お人好しは何かと巻き込まれる

第28章 隠し部屋

すぐ近くに置かれてる小さな台にパンが
置いてあり食欲はなかったが
いざという時に動けないと困るので
無理やり口に押し込む。

水も一緒に置いてありパンを水で無理やり流し込むが
少ししか食べる事が出来なかった。

鎖が片方緩められたといっても顔までしか届かない。
反対側の手にも届かないし
秘部にももちろん手は届かない。

惨めで涙が溢れてくる。

「フォルト……」

ただ愛しい人の名を呟いた。



昼頃だろうか時計はもちろん窓もない
ので時間間隔がわからないが
ルークビルクが隠し部屋に戻ってきた。

ルシアリアの中の玩具は先程まで小さい
振動を与え動いていた。

やっと止まり張り詰めていた気を抜いた
ところにルークビルクが来て再び
身体が強張る。

「その様子だともう動きは止まってるかな?」

躊躇なく蜜口に指を突っ込み玩具を取り出す。

「きゃああぁ」

「あぁ、さっきまで動いていたのかな?
まだ中はぐちゃぐちゃに濡れてるよ。
よく我慢したね。ご褒美をあげるよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ