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お人好しは何かと巻き込まれる

第30章 癒しの時間

ルシアリアの身体の媚薬も抜け
昨夜は自分から足を広げたり欲しがったりした事を
思い出すと堪らなく恥ずかしくなった。

そそくさとお風呂に入りに行くがもちろん
フォルトも入ってきて自分で洗わせて
もらえなかった。

あんな事があったせいもありフォルトの
過保護度が増している気がする。

今は甲斐甲斐しく髪を乾かしてくれている。


「ルークビルク様はどうなるのかな?」

「さぁな。今までも侍女が消えていたそう
だからしばらくは身柄を拘束されての
尋問があり、王位継承権の剥奪…とか…
後の処分は向こうに任せていいか?」

「うん。私は向こうの判決に従うよ」

「ルアも事情聴取されると思うけど
つらかったら…」

「大丈夫。…フォルトがいてくれるもん」

「ルア…」

愛おしくて仕方なくギュウッと抱き締める。



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