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お人好しは何かと巻き込まれる

第33章 一番強いのは?

ルシアリアはフリフリの白いゴスロリの
レースとリボンがたくさん付いた
かわいい服を着ていた。

フォルトに指摘され今更ながらに慌てる。

「わぁ、これは、その…ミリーに着せられて」

そんなルシアリアに和みそうになるが
フォルトの間にミミリーシャが
立ち塞がりフォルトが剣を構えた。

しかし、ルシアリアがミミリーシャを庇う。

「待ってフォルト。心配かけてごめん。
…眠れないって相談したらミリーが
ここに連れてきてくれたの」

「ルシアリア様!?」

「おかげてよく眠れて元気になったよ」

ニッコリ笑い、イチかバチかで
ミミリーシャを庇った。

フォルトに嘘は通じないだろうが
静かに剣を下ろしてくれた。

「ルア、悪夢が続いて嫌な思いをしただろ?」

「…うん。でもミリーと友達になれたの。
ミリーは魔王様が大好きで魔王様の為に
何かしてあげたかっただけなの」

「ルシアリア様…私、ひどい事して生気を
奪ったのに…」

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