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お人好しは何かと巻き込まれる

第33章 一番強いのは?

「でもミリーは、ずっと私を気にかけて
くれたでしょ?」

庇ってくれるルシアリアに心苦しくなって
ミミリーシャは顔を歪ませる。

「ルシアリア様…でもっ…ごめんなさい!」

ドォォォーーーン

ミリーがルシアリアを引き寄せ大きく後ろに
下がると元いた場所が爆発した。

「フォルト!!」

その場にいたフォルトを心配するがフォルトは
結界を張って防御しており安心する。

「ふははははは!フォルトよ。よく来たな!」

魔王がフォルト目掛けて魔法を放ったようだ。

「どうして、こことわかった?」

「簡単さ。あの部屋から出た痕跡も誰かが
入った痕跡も見当たらなかった。
突如消えたなら転移魔法を使ったと考えた。

転移魔法が使えるのは魔王かエキドナ
しかいない。エキドナが攫う理由はないから
俺に復讐したいおまえだと思った。

さて…もう一度やられたいのか?」

「この前のようにやられはしない!」

フォルトと魔王の激しい戦いが始まった。


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