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お人好しは何かと巻き込まれる

第33章 一番強いのは?

「こちらにはおまえの弱点を握ってる事を
忘れるなよ!」

フォルトがルシアリアをチラッと見る。

「ねぇ、ミリー。
ただの嫌がらせだったんじゃないの?
フォルトが来たらすぐ離してくれるって…」

「そのつもりだったんだけど魔王様、やっぱり
本人を前にすると熱くなっちゃったのかも…」

「そんな…」

目の前では激しい戦いが繰り広げられる。

だが、見てるとだんだんとフォルトが
押していくのがわかる。

「おまえの戦い方は前回ので把握済みだ。
今更負ける気はしない。

それにルアは俺の弱点なんかじゃない。
逆鱗だ。前回ので凝りてないようだな。
死にたいのか?」

「くっ、こんなはずでは…」

その時、魔王が押され決着が着くと思ったら
別の場所からフォルトに攻撃をしてくる
者がいた。

「くははははは!苦戦してるようだな!
フォルトを倒そうというなら我も手伝うぞ!」

そう言ってフォルトに攻撃してきたのは
フォルトをここに連れてきてくれた
ギーニだった。

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