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お人好しは何かと巻き込まれる

第34章 魔王城へようこそ

「魔王様が来るならミリーも付いてくるから
すぐ会えるって事だね!」

その通りとフォルトがニッコリ笑う。

「やったぁ!すぐ会えますね」

ニコニコと手を取り合うルシアリアと
ミミリーシャ。

「やっぱりフォルトに任せておけば僕が
来る必要はなかったみたいだね」

その様子を見ていたジークベルトも笑う。

「僕達では魔王様には敵わないし
和平したもののどうやって溝を埋めていくか
答えが出せないでいたけど、そうくるとは
さすがだな」

「俺は使える物は使うってだけだ」

「はいはい。照れなくていいよ」

「照れてない」

珍しくジークベルトが褒めてくれるのが
恥ずかしくジークベルトに冷たく当たってると
フォルトにルシアリアが抱きついてきた。

「さすが、フォルト!」

「ルア!……うん」

ルシアリアに言われると満更でもなく
受け入れるとそんな2人をみんな温かい目で
見守ってくれていた。

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