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お人好しは何かと巻き込まれる

第34章 魔王城へようこそ

食事が済むと王国騎士団は一箇所に
集められた。

ギーニとシェーラは帰る為出口の扉へと向かう。

その2人を目敏く見つけ魔王が声を掛ける。

「ギーニ達はここから帰るのか?」

「あぁ、飛んで帰る。リューマ火山は
ここからも王城からもそう距離は
変わらないからな」

「リューマ火山まで魔法で連れて
行っても良いぞ」

魔王が送ろうかと提案してくれる。

「いや、たくさん食べたからな。腹ごなしを
しなくてはな」

お腹いっぱいのギーニは満足気にお腹を
擦った。

「そうか。協力して戦うのは楽しかった。
また遊びに来い。そしてまた因縁の
あやつを…」

「いいな!2人で特訓して…」

「おい!2人で堂々と悪巧み
してるんじゃねぇよ!」

魔王とギーニが手を取り合ってるのを
呆れながらフォルトが諌める。

ミリーとシェーラもジットリした目で2人を
見て魔王とギーニは慌てる。


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