テキストサイズ

はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。

第7章 『静と言う名の女とオムライス』


静にはある事をお願いして、
下着を入れる場所を変えて貰う事にした。

全部無くしてしまって
犯人に怪しまれてしまってもダメなので、
お気に入りの下着だけを、
その引き出しから別の場所に避難をさせて貰った。

後は…遊びに来てる奴の中から…、
人が沢山来てるのを良い事に、
こっそりとゲーム大会から抜け出して
静の下着を盗んでいる犯人を…割り出す…だけだ…。

僕は助っ人として、
幼稚園からの付き合いがある
幼馴染の野本に話をして、
犯人捜しの協力を頼む事にした。

寝室のカーテンの陰に
野本を待機させて置いて、
デジカメで犯人の写真を撮れと頼んだ。

野本祐樹は不満そうにしながらも、
祐樹も祐樹で静を美人だと思って居て、
憧れていたので、その静が困ってるし
僕が上手く話をして、
静のパンツを1枚やるからと言うと。

それまで不満そうにしてたくせに、
犯人の撮影役をやる気満々でで引き受けて。

11歳の小学生の男子なんて、
こんなもんだよなぁ~と。
こんなにうまく、祐樹が釣れて助かったと
仁は子供ながらに思ったのではあったのだが。

犯人はいつも…家に遊びに来て居る
溝口と言う奴で、ポケットにそれを入れた所で。

野本に頼んで置いた、証拠写真と。
ポケットに現物を入れた所を取り押さえた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ