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てっきり…、
前の美幸さんの時みたいに
真奈美をイカせてと言うのかと
ちょっとこっちも身構えてしまっていたが。
キスをしてくれたら許すと言って来て。

ベッドの端に並んで腰かけたままで、
キスを…さっきからずっと…していて。

キスだけでいい…と言われたから
これ以上に進む必要は無くて。
キスで許すと言われた手前…
真奈美ちゃんの気の済むまでは
このキスは…続ける必要がある…から。

「んっ…、ん…ッ…、仁さぁ…ん…」

そんな甘えた声出されたら、
こっちも…キスだけじゃなくてって。
それ以上も…とか…って…
思ってしまわなくも…ないけど…。

長いキスをして、僕の肩に
もたれ掛ってる真奈美ちゃんの身体に
腕を回して寄り添っていた。

『ああ、そうだ…、真奈美ちゃん
グループで使える、ベッドが２台
並んで設置してある、良さそうな
ラブホテル探しといて貰えない？
何かのプランで予約できるなら
そここの日に予約して欲しいんだけど…』

「ラブホテルを予約って、
仁さん…それって、
AV撮影の…お仕事の依頼…ですか？」

『そうそう、それも…今回の
お仕事は一味違うんだってば。
スワッピングの撮影ね。
だから、いつもよりも大口の
実入りのいい、お仕事になるよ？
カメラとか他の機材の点検と
ちゃんと使えるように充電と頼める？』