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「言われたって…一体…、何を…ッ」

ムッと仁が…機嫌悪そうにして
言われた言葉を思い出していた様で。

『それは…言えないよ…。内緒…』

「教えてくれないんですか？
真奈美は…キス…され損
…じゃないですか？」

『何？キスしてて…えっちな
スイッチ…入っちゃったの？』

と…、こっちの耳元で
囁き掛けて来る仁さんの声が
仁さんってこんな甘い声が…
出せたのって位に甘くて…。
単に甘いだけじゃなくて…
なんか…凄い…えっちな感じで…。

「えっち…な…キス…、を、
仁さんが…するのが…
全部っ、全部悪いんですよぉ！」

『そう…？じゃあ…、仁さんが
えっちなキスした所為で、
真奈美ちゃんの事を…えっちな気分に
させちゃった責任取らないと…、
やっぱりさ、ダメだよね？』

「せ、責任って……？」

『だから…僕のキスで
真奈美ちゃんがえっちな気分に
なっちゃったんだったら…。
責任取るって言ったんだよ…？』


自分がしたキスで、

真奈美を…えっちな気分に

させたんだったら。


責任を取ると言った。

その言葉の通りに…。


「んんっ…あっ…仁さん…ッ」

『大丈夫大丈夫…、
変な事しないから…。
ちょっと…気持ちいいだけだしね』