はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第25章 『ちょっと早いクリスマスプレゼント』
『まぁ、それだけ、真奈美ちゃんが
温泉で温まったって事だからさ。
朝の5時から温泉入れるみたいだし。
朝ご飯の前に…温泉も良いかもね?』
「のぼせない…ように…しますぅう…。
あっ、あの…仁さん、その…、
あ、明日の事…なんですけど……」
『そうだね、明日は、午前中は
本舗はお休みにしようか?
折角有馬温泉に居るんだし、
温泉街の散策も…したいし…
どうせ、本舗出る前に
張り紙か何かして来てくれたんでしょ?』
明日の予約は夕方かららしいので、
日中は…何の予約も入ってないらしい。
有馬からなら、本舗までは
車で40分もあれば帰れるから。
その時間に合わせて有馬を出れば
予約の時間には十分に間に合う。
「え、い、良いんですか?仁さん」
『まぁ、良いんじゃないの?…偶には。
10月11月は結構頑張ったし
そのご褒美って事でさ。
有馬の温泉街は食べ歩きが
できる場所も多いし、真奈美ちゃんも
ブラブラしたいって事でしょ?』
「……はい…、仁さん。
明日温泉街楽しみですね…」