無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ランウエイを歩くモデル達が
全裸同然の服で堂々とウォーキングしてる
その感じを見ている様でもある。

歩いているだけで…自分の周囲に居る
他の女性ゲスト達を意図せず
公開処刑して行く…だけの…、
抜群のルックス…であるのは確かで。

真っ赤な…ドレスもさることながら、
ドレスとお揃いの真っ赤な口紅
このメイクも……今日の為に
早くからヘアセットと一緒に
どこかでして貰って来たのかもしれないが。

ツヤツヤとしたエナメル素材で出来た
ハイヒールと言うよりはピンヒール。
ネイルも…お揃いで赤になって居る。

とても…小さな乳児が居る
母親のそれではなくて、
前面に女が出ている出で立ち。

子供がいると言う事を感じさせない
ばかりか…、深みを増しているのか…
彼女が…どんな女であるかを
知っているはずの男性陣も
彼女から目が反らせなくなっている。

受付を済ませた…森園が…
キョロキョロと周囲を見回していて。
彼女はお目当ての生田港斗を
探しているのだろうが。

「あっ…」と小さく森園が声を漏らすと
会場に居る人の中からお目当ての
生田港斗の姿を彼女は真っすぐに捉えていて。