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いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第23章 ~現実~


朱花「えっ…?」

朔夜「まぁ…朱花の夢が叶ったのは
一番、嬉しいよ…
だけど、それと同時に…
朱花が俺から離れて行くような
気持ちになって…自己嫌悪で…
朱花に八つ当たり…だから…ごめんね」

朱花「そんなっ…謝らないでよ…」

朔夜「俺…今…心が弱ってるから…
朱花の傍に居て良いかなぁ…?」

朱花「うんっ!!初めて朔夜に頼られて…
僕…凄く嬉しいよっ!!」

朔夜「そっか…でも…今日は…
エッチは、したくない気分だ…」

朱花「余韻に浸りたいの…?」

朔夜「うん…折角、俺の事を
想い出してくれたから…
今夜は添い寝だけ…」

朱花「うんっ…良いよ…」

朔夜「ずっと傍に居て欲しい…
俺…今、気付いたよ…
自分の心の弱さに…」

朱花「安心して…
ずっと傍にいるから…」

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