いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第7章 藍影と禿
案の定…悪い予感は当たった…
楼主から…水揚げが決まった…と…
客は主に好色男…
客が俺に抱かれたい……と…
上等な装飾品に着物…こんなの要らねぇよ…
そんで俺は嫌気が差して自分の部屋を出た…
と同時に…楼主と鉢合わせ…
楼主「あぁ~…藍影かい…丁度よかった!!」
藍影「何だよ、くそババァ!!
俺は機嫌が悪ぃんだよ!!」
楼主「アンタが機嫌が悪いのは、
いつもの事だろ~!!
ちょっと忙しいから、この子らを
お願い出来るかい…てか、お願い…」
藍影「何だよ…
この汚ねぇ、くそガキ共は…」
楼主「アンタの禿だよ」
藍影「四人もガキは要らねぇよ!!
ガキは好かん!!」
楼主「紅掛の禿も要るんだよ…
アンタ達で二人ずつ選びな!!
じゃあ私は忙しいから行くよ!!」