いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第7章 藍影と禿
藍影「はぁ~ふざけんなッ!!くそババぁ!!」
武「糞は厠でして来いよッ!!」
藍影「はぁ?
この俺に楯突くとは良い度胸してんなぁ」
この竹刀を持った坊主…生意気だな…
藍影は坊主から竹刀を、
いとも簡単に取り上げて壁に叩き付け
粉々にした…
すると…竹刀を持っていた坊主は…
武「うわぁ~ん…おいらの竹刀がぁ…」
と腰を抜かして…泣いた…
藍影「俺に刃向かった罰だよッ!!
弱ぇ癖に生意気だな…
そんなに、あの竹刀が大事だったのか?」
武「あぁッ!!そうだよッ!!」
坊主は藍影をキッ…と睨み付けた…
藍影「そんじゃあ、この俺が新しい上等な
竹刀と木刀を買ってやるよ!!」
坊主は…パァと顔が明るくなり…
武「本当かッ!?」