いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第7章 藍影と禿
だいたいは察しはついていた…
藍影「おいっ!!ここで泣くなよっ!!
男だろーがっ!!
俺が泣かしたみてぇじゃねぇかっ!!
取り敢えず俺の部屋に入れっ!!」
俺は…四人の禿達を部屋に入れた…
藍影「はぁ~…めんどくせぇ…
お前ら…湯浴みをして来い…
湯は沸かしてあるから…
着替えも用意する…」
四人の禿達は…切り替えが早い…
久々の湯浴みに、はしゃいでやがる…
はぁ~…かなり疲れた…
暫くして…
四人の禿達は…
笑顔で湯浴みから戻ってきた…
俺は茶と菓子を四人の禿達に
出してやった…
旨そうに頬張る禿達…
昔を思い出す…懐かしい俺の記憶の中に…
紅との想い出…
文「何か…嬉しそうですね…」