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いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第8章 紅掛と禿


武「なんか…藍様も紅様も…
花魁らしくないね…」

武…まだ、おいらは…花魁には…
なってないんだよ…今夜…誰かに…
抱かれた後に…

紅掛「そうかな?
おいらも藍影も禿の時は…姐さんの
眼を盗んは脱け出して、色んな所を探索
したよ…おいら達にバレないように
脱け出せたら上出来だねっ」

薬「なんか楽しみが増えてきたねっ」

頼「よしっ!!じゃあ脱け出す為に
バレないように計画を立てるぞぉ」

文「頼…バレないように…って…
もうバレちゃってるよ…」

紅掛「計画はバレないようにねっ…」

頼もしいねぇ…小さな禿達…

おいらも頑張るね…ありがとう…

紅掛「さっ…おいらも、そろそろ
煌びやかな姿に…着飾りましょうかね」

おいらは…この子らと藍影が居るから
耐えられる…心の支え…

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