いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第9章 藍影の想い…
薄い壁一枚の隣の部屋で…
アイツは他の奴に抱かれている…
アイツの喘ぐ声だけでも聞きたい…
聞かせてくれ…
俺の身が持たねぇ…
胸が張り裂けそうだ…
俺の目の前で抱かれているコイツの
声なんて聞きたくねぇよ…
藍影「テメェは…自分で解せよ…
後ろでイカせてやるよ…」
コイツの顔も見たくねぇ…
客「はぃぃ…分かりましたぁ…」
藍影「だから…っ…声を出すなっ…」
聞こえてくる…アイツの喘ぐ声が…
今、抱いているコイツを…
アイツと重ね合わせる…
アイツの笑顔…優しさ…想い出…
俺は今、抱いているコイツの身体中に
知らぬ間に自分の染みを付けていた…
優しく…抱いた…何も考えずに…
既に解されている部分に
俺の陽物を挿入し…
同時に果てた…
必ず…迎えに行くから…