いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第11章 幾月が経ち…
藍「つべこべ言わずに荷物を纏めて
持って来いっ!!」
紅「アンタ達…
もし、おいら達と一緒に行かないなら…
此処に残っても良いけど…」
藍「罰は…
お前らが受ける事になるぜ?」
武「どんな罰でも受けてやらぁ!!」
薬「どんな罰を受けるんですか?」
藍「鞭打ち…20回とか…」
文「ひぇ~…」
紅「拷問…爪剥がし…歯を抜かれ…
島流し…首晒し…
まぁ…生き地獄かなっ?」
頼「首晒し…って、
もう死んじゃってるじゃんかっ!!」
藍「なんだぁ?頼っ!!
俺と出会った時、
お前"命なんか要らねぇ"って
言わなかったか?」
頼「んげっ!!」
紅「ふふふっ…
命が惜しくなったかい?」
藍「生きて行くのも…悪くないぜ…」
藍は頼の頭を撫でてやった…