いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第12章 二人だけの刻…
紅と藍は小さな宿に泊まり…
朝焼けと共に…少しの食糧を持って
更に…隣島へ小舟で渡った…
島に着いて…空き家が何軒がある…
この空き家も…一晩だけ借りた…
藍「紅…此処で休むとしよう…」
紅「うん…」
藍と紅は空き家に入るや否や…
口づけを交わし…
畳の上で愛し合った…
着物を少しだけ脱がし…
裾を捲り…指を絡め…
お互いの名を呼び合う…
藍「紅…愛してる…」
紅「藍…おいらも愛してる…」
藍「紅…少しだけ動かすよ…
身体…大丈夫…?」
紅「うん…大丈夫っ…あぁんっ…」
藍「紅…締まるっ!!」
紅「だって…
おいらの名を呼んでくれたからっ…
嬉しくてっ…」
藍「紅…やっと…繋がれたな…」
紅「うんっ…おいら…すごく幸せ…」