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いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第12章 二人だけの刻…


紅「うん…ごめん…それから…もう一つ
…謝らなければならない事が…」

藍「何…!?男関係…!?
今まで抱かれた中で俺より…
良い男が居たのか…?」

紅「ち、違うよっ…おいら…その…
今更だけど…性病にも…」

藍「なんだ…そんな事か…」

紅「そ、そんな事って…」

藍「ははっ…悪いね…
でも、安心しなよ…おいらも…
性病に…感染してる…」

紅「えっ…?…じゃあ…藍も…
金平糖…食べてたの…?」

藍は目線をそらし…

藍「さぁ…それは、どうかな…」

少し淋しそうに笑顔で答えた…

紅「もしかして…金平糖…
おいらの為に…?
少しだけ残ってるから…
一緒に…食べよ…?」

藍「薬には悪いが…もう遅ぇよ…
それに俺は…紅を最期まで抱きたい…」

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