いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第13章 子供達の誓い
薬「墓参りに今すぐ行きたいっ!!」
文「紅様と藍様に逢いたいよぉ!!」
武「どうすれば良いんだよぉ!!」
頼「今、墓参りに行ったら…おいら達、
見つかって罰を受けてしまうぞっ!!
だから…大人に…なったら四人で
墓参りに行こうっ!!」
文「うんっ…分かっ…たっ…」
頼「文…もう少し大人になったら
おいらの嫁になってくれっ!!
そんで、
紅様と藍様の事を語り継いでくれっ…!!
つげ櫛と組紐も…大切にしよう…」
文「うわぁん…それって…求婚っ!?
い、良いよぉ…嬉しいっ…!!」
武「あっ…じゃあ、おいらもっ!!
薬っ!!おいらの嫁になってくれ…
あとは以下略だっ!!頼と同じ台詞だっ」
薬「うわぁん…武っ!!
ちゃんと言ってよっ!!
でも良いよぉ!!嬉しいよぉ!!」
四人の子供達は…
哀しみの泪から
嬉し泪に変わっていった…