いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第17章 希望…朔夜と朱花…
朱花「朔夜…急に…厳しくなったね…」
朔夜「当たり前だろっ!!
先輩に"色気がない"って言われて
悔しくないのかっ?」
朱花「う~ん…良く分からないよぉ…」
朔夜「舞踊家に、なりたいんだろ?」
朱花「うん…」
朔夜「そんじゃあ…良い方法がある…」
朱花「えっ…?何?」
朔夜「"悪いんけど…
おいらを口説き堕とそう、
たって無駄だよ…何故かって?
それは…おいらは意中の貴方様しか
興味がないからでありんす…"
って言う気持ちで舞うんだよ…
どうかな?後は扇子とか傘…煙管…
とかの小道具でカバーをして客を
口説き堕とーすっ!!」
朔夜はガッツポーズで
自信に満ちた様に応えた…
朱花「えっ…いきなり郭言葉!?」
朔夜「えっ…郭言葉…って何?」