いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第19章 数ヵ月後…
【朱花】
数ヵ月後…
朱花の舞踊家としての
初舞台の日程が決まった…
まだ新人なので…
あまり知名度は少ないが…
朔夜と先輩は喜んでくれた…
朔夜「朱花…おめでとう…
初舞台…見に行くからなっ!!」
凄く嬉しかった…
それから僕は先輩の楽屋に挨拶へ…
コンッ、コンッ…
紅掛「どうぞ~」
朱花「…失礼します…」
紅掛「あら?朱花ちゃん…?」
朱花「はい…
今日は宜しく、お願いします!!」
紅掛「ふふっ…朱花ちゃん…
随分、雰囲気が変わったね…」
朱花「えっ…?」
紅掛「自信と色気も出てきて…
肌艶も身体付きも良くなって…
もしかして…意中の人と運命的な
出会いをしちゃったかな…?」
朱花「えっ…?そ、それは…」